ZZを見直して
久しぶりにZZを見た。
改めて見ると意外と面白いという感想で自分でも少し驚いた。
これはそれだけ中身のない作品が増えたという意味でもありこれでいいのか?という疑問も感じるが。
ただ、準備不足と現場の混乱とスポンサーの意向と視聴者の意見に振り回されているのが見ていて痛々しいというか。
作品のテーマが兄妹の依存からの脱却とハマーンの浄化と見るとしっかり描けてはいる。ただ、それ以外がメタメタなだけで。
ただ、作品として新しい子どもたちが大人のやってきたこと、未だに引きずっていること否定して新しい出発をする作品として見たらこれもしっかりやっている辺りまさしくガンダムじゃなければねとしか言えない。
ある意味で作品を終わらせるための作品だったのだと思う。
問題はガンダムを終わらせてもらえなかったことと富野にこの時は自分と向き合ってきちんと再出発しようというのがなかったから。
再出発になるのはブレンパワードからになるけどその辺りはテーマとして大きすぎるのと話を作るだけの力量不足というか脂に乗った時期を逃したというか。
そういう意味ではこれもファフナーに影響与えてるんだと思うし富野が冲方がいてくれてよかったになる。
劇場版にしたら映えるとは思うけど敵としてはハマーンとプルとプルツーだけで十分。残りは蛇足。
そうするとジュドーを旅立たせるにはいろいろ世界を見せて希望を持ったとするにも先の作品で人間変わりません、争いますがわかってるだけに茶番もいいとこ。
そりゃあんなもん呼ばわりで作る気しないでしょう。何よりもクリエイターとして新しく出せるものがないのはモチベーション保てないだろうし。