無為無常

思い付いたまま適当なことを書き殴ります。あくまでも個人の考えであり間違ってることも多々あると思われます。

ファフナーRight of LeftとHeaven and Earthを見直して

シリーズとして第一期とそれの補足のRight of Leftで終わった作品だと思った。

あくまでもここまでで描きたいものは描けていたのではないだろうか?

Heaven and Earth以降は熱心なファンのおかげで続けさせてもらったからそれじゃあ何が必要かと考えて総士をシリーズを通しての主人公に仕立て上げたのだろう。

一機は第一期と小説で大半は描ききったからだ。

というよりも本質的な部分で受け身なので話を広げられず、行動原理も総士とろくに動かせない。

仮に天地以降で総士が不在のまま話を進めるとしたら内面的な自己対話を繰り返すだけの実に重苦しい作品になるだろう。

作れなくはないだろうけど人とあまり関わらずひたすらフェストゥムを倒して自己嫌悪に陥って仲間というか真矢が話を聞いてをするしかない。

何よりも蒼穹作戦で普通の中学生らしいリーダーシップのとれる子になったんだからそれで終わりだよねという。

最後の笑顔は実は総士に向けてらしいけど言われなければ真矢に向けてになるしあの状況じゃ仕方なかったのだから総士のことは苦い思い出として真矢かカノンと幸せに暮らしましたで終わりだろう。

真矢とカノンの扱いを見るとカノンに向くとは思うが。

真矢では恋人ではなく母親という感じで違う話になってしまう。

母親との分離というのは見たい気もするけど一機がとことんダメ男になるし真矢の扱いはひどいことになるしとても作れないのではないだろうか。

特に真矢(女性)がひどい扱いの辺りが本当にひどいことになるだろうし苦情は避けられない。

とても息苦しい世の中だと思う。昔のような余裕は戻らないものか。