無為無常

思い付いたまま適当なことを書き殴ります。あくまでも個人の考えであり間違ってることも多々あると思われます。

ZZを見直して

久しぶりにZZを見た。 改めて見ると意外と面白いという感想で自分でも少し驚いた。 これはそれだけ中身のない作品が増えたという意味でもありこれでいいのか?という疑問も感じるが。 ただ、準備不足と現場の混乱とスポンサーの意向と視聴者の意見に振り回さ…

ファフナーRight of LeftとHeaven and Earthを見直して

シリーズとして第一期とそれの補足のRight of Leftで終わった作品だと思った。 あくまでもここまでで描きたいものは描けていたのではないだろうか? Heaven and Earth以降は熱心なファンのおかげで続けさせてもらったからそれじゃあ何が必要かと考えて総士を…

惡の花

物凄いぶっ飛んだ話だった。 思春期の危うさと鬱屈をここまで真っ正面から書くというのはなかなかできることじゃない。 よくわからない部分も多々あるけど人間ってそういうものだとも思うしそういう意味では非常にリアルな作品と言える。 自分自身が鬱屈して…

ベルセルク考察

考察と言ってもガッツリと深いやつではなくどういう終わりかをとりあえず現状の話時点と作者の言葉から探ってみようという感じ。 まず第一に作者の「グリフィスとガッツとキャスカが笑って終わる」という言葉。 笑うということは満足するということかと思わ…

ファフナーthe beyond7~9話感想

ネタバレ無しで書くと実に王道ロボットアニメって感じで非常に面白かったです。 この一言で終わりなぐらい圧倒されて引き込まれた作品だった。 何よりも前回と違って話がぶつ切りで終わらずやきもきしないのがいい。それを言ったら実も蓋もないけど。 こんな…

ベルセルクから見る作者の描きたいものについて

一番最初、ベルセルクを読んだ感想は最初の5巻程度(黒い剣士)辺りはつまらなくはないけどよくわからない話だなという印象だった。 そして回想に入り一気に引き込まれて黄金時代はまさにこの作品を唯一無二の物にしたと言っていいだろう。 そして読む手が止ま…

ファフナー・一騎の役割

「蒼穹のファフナー」シリーズ 究極BOX(初回生産限定版) [Blu-ray] 発売日: 2019/03/13 メディア: Blu-ray 一騎の名前の由来は周りに壁を作り一人で戦うもの、一騎当千の戦士である。 そしてその言葉通りに物語上活躍している。 その上で更にもう一つ役割と…

ファフナー8

18~20話目の感想。 17話目までが一人称わたしの物語でありその締め括りとして一騎がカノンと対話して終わったことによりここから二人称であるあなたの物語へと変化している。 その結果は話の節々での変化で現れている。 総士が仲間に混じっていることやカノ…

ファフナー・私からあなたへ

17話目まで見返したのでそこまでの感想を。 まず、事前知識として冲方の「SFは第一人称(わたし)、第二人称(あなた)、第三人称(みんな)と来てさらに第四人称(人類)があるのを教えてくれる」というのを頭に入れておく必要がある。 その上で前日譚であるright o…

見たもの

真実の檻 (角川文庫) 作者:下村 敦史 発売日: 2018/05/25 メディア: Kindle版 それなりに面白かったけど全体的にいまいち。 まず、何となく話が読めてしまったのとお使いでページの水増し感が強い感じで。 主人公はそれなりに葛藤するけどそれなり止まりとい…

ファフナー7

13、14話目。 ここから本格的に冲方の脚本に。 目に見えてキャラの心情が描かれることで今までのわかりにくかったところが明確になっている。 島の話ということで真矢と総士にスポットが辺り他は必要最低限という徹底ぶり。むしろ今までが時間を割きすぎとい…

インターネットと日本の滅び

現状、インターネットの発達にともない視野は物凄く広がった。これは明確なメリットだ。 ただ、それにともないその情報を使う人はそれに見合う成長ができていない。 そのため、自分の力以上の物を求めてしまう。 そうなると自分に見合った力以上の情報を求め…

ファフナーの1期前半を見返して

今回見返したことで3話まではもう擁護しようのないレベルでひどい内容となっている。 うろ覚えだか初回は2話まとめて放送だったと思われるから冲方は初回放送を見て慌てて突っ込みをいれたのではないだろうか? ただ、諸々の都合により3話は話の修正は無理で…

ファフナー6

11、12話目の感想。 話として非常に分かりやすい。 11話目の頭に一騎と刈谷のやり取りがあることで一騎の心情がわかる。 ということはやはり一騎の心情の積み重ねをしていないことが原因とわかる。 後半からカノンと道夫が登場ということで話に無理がなく進…

見たもの

HUNTER×HUNTER ハンター×ハンター コミック 1-36巻セット 発売日: 2018/10/04 メディア: 単行本(ソフトカバー) 蟻編のみだけど。 当時は物凄い絶望感とそれ以上に連載いつだ!という気持ちが強かった。 まぁ、精神不安定そうだとは思うし読んでてもマンガ…

24

24のシーズン7を見た。 前に1~6と7の途中までは見たので今回7のはじめから。 面白いのは確かに面白い。けど見ていても作り手の限界というか終わりにしたいという気持ちが透けてしまっている。 まずは事件そのものが大きすぎる。 テロを相手にする都合もある…

そこにいるということ

人は本来ただ、そこにいるだけで価値はある。 そこに人からの反応による思い込みというものによりそれを否定していくことになる。 それが本来のあり方であるしアドラーもそう言っている。それは正しいだろう。 ただ、産業革命により全ての人が雇用主か労働者…

ファフナー5

9、10話目の感想。あとは8話の書き忘れも。 話としてわかりやすくキャラを動かしやすい話なのもあって珍しく主人公が目立っている。 8話で初めて同化するといなくなるということがわかるけどいきなりなのと防護服の中の人だけがいなくなったのでどういうこと…

見たもの

幻坂 (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2016/01/25 メディア: Kindle版 大阪坂にまつわる怪談短編集。 あまり怖さはなく専らミステリー畑の作者がこんなものも書けるんだと物珍しく見るといい感じの本。 大阪の土地は全くわからないのでその辺りも損をし…

ファフナー4

7、8話目の感想。 だいたいこの辺りから無理な軌道修正を図って落ち着いてきた感じに。 なので話として見れる物となっている。 ただ、それでもやはりキャラと話の全容が掴めていないため話の端々に説明不足な所が多々見られる。 また、脚本家としての引き出…

視聴者の目線

ファフナーにおいて主人公一騎と総士の間のキャラになるのは甲洋、カノン、操だ。 この三人は極端な考えをする主人公二人の状況を視聴者の目線で伝える役割になっているのではないだろうか? そのため、甲洋は一騎のもう一人の親友というポジションになり積…

無意識と行動

禅と認知行動療法を少し前から取り組んでいる。 その結果は目覚ましく言葉通りの意味で自分の限界を決めていたのは自分というのを自覚した。 行動の制限や優越感に浸ることでの自分の存在を大きく見せようというのは結局自分の傷付いた過去の出来事の積み重…

見たもの

ダークナイト トリロジー スペシャル・バリューパック(初回限定生産/3枚組) [Blu-ray] 発売日: 2014/07/23 メディア: Blu-ray バットマン自体が始めてみるので成り立ちもわかり良かった。 さすがハリウッドって感じの気合いの入ったアクション映画で好きなら…

ファフナー3

5、6話の話。 この辺りからおそらく冲方の横やりというかテコ入れが入っていると思われる。 そのため今までよりもずっと話の密度が濃くなり見れる内容に。 ただ、それでも今までの積み重ねがないので翔子と甲洋への話の振り分けがいきなりの感が強い。特に翔…

幽遊白書から見るハンターハンター

まず始めにどちらも読んだけど手元に本がないです。 なので間違ってる部分もあります。 ハンターハンターは幽遊白書の書けなかった部分を補完するように書いているように思う。 それはもちろん漫画家として実力がついたからだし売れっ子になって好き勝手でき…

インターネットと幸福

インターネットの発達はパッと見ではとてもいい物である。 わからないことをすぐ調べられるし寂しいと感じたらすぐ人と繋がれるし何なら大したことない自分からとんでもなく凄い自分にさえもなれる。 ただ、それはまさしく禁断の果実だ。 わからないことを調…

趣味

最近気付いたことにちゃんとした意味で趣味を楽しめていないということだ。 本を読んにしても動画を見るにしても何かをするにしても、だ。 ただ、惰性としてその行動をしているだけでその物を楽しむという行為ではなく脳を使わずに逃避しているだけ。 これで…

見たもの

幽霊座 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 横溝正史初読みなので比べられないが安定して楽しめた。 3編あり最初と次のがそれぞれトリック重視、動機を重視した形となっているので多分、最初のを先に…

ファフナー2

3、4話を見返した感想。 ざっくりとわかることは脚本家がおとなしい人をどう動かしたらいいのかわからないという一言に尽きる。 分かりやすいところは非常に丁寧にというよりも丁寧過ぎるぐらいに書かれている。 そのため前半の特に書かねばならなかった一騎…

見たもの

花咲舞が黙ってない Blu-ray BOX 発売日: 2014/10/22 メディア: Blu-ray 「花咲舞が黙ってない 2015」DVD-BOX 発売日: 2016/02/24 メディア: DVD 池井戸潤が元行員だけあってストーリーの核となる事件のところはリアルである。 話はまさにこんな人がいたらい…