無為無常

思い付いたまま適当なことを書き殴ります。あくまでも個人の考えであり間違ってることも多々あると思われます。

視聴者の目線

ファフナーにおいて主人公一騎と総士の間のキャラになるのは甲洋、カノン、操だ。

この三人は極端な考えをする主人公二人の状況を視聴者の目線で伝える役割になっているのではないだろうか?

そのため、甲洋は一騎のもう一人の親友というポジションになり積極的に話さない一騎に質問をして話をさせるし翔子というヒロインにアプローチもかける。

ただ、視聴者目線のキャラであるためヒロインを守るために戦うことはできず一騎に守ってくれと頼むことしかできない。

そしてそれが果たせなかった一騎のことを許すことができず激しく責め立てる。

他にもフェストゥムが攻めてきた時に素直に怯えたり戦う一騎を労ったりとこれはまさに視聴者の目線であり分かりやすく伝えていると言える。

ただ、脚本家がしっかりと意図を把握することができなかったために肝心なところで見ているだけで声すらかけないという描き方をしたためにストーリーにおいてドラマを作り出せなかった。

そこから見ると甲洋の同化を経て一騎が総士の考えが理解できずに島を飛び出すというのは視聴者自身の混乱を表すしそれに変わる形でカノンが別の視聴者の目線であるカノンが登場することになる。

そしてカノンは人類軍側の視点での視聴者であり再び甲洋が出てくると同化されたことによりフェストゥムの目線となりわかりやすくフェストゥムの変化を表すことになる。

 

こうしてみると実によく考えて物語を作っていてパズルを作る感覚で創作してるんじゃないかなと思われる。

物語の書き方というのは人によって本当にバラバラだ。