無為無常

思い付いたまま適当なことを書き殴ります。あくまでも個人の考えであり間違ってることも多々あると思われます。

24

24のシーズン7を見た。

前に1~6と7の途中までは見たので今回7のはじめから。

面白いのは確かに面白い。けど見ていても作り手の限界というか終わりにしたいという気持ちが透けてしまっている。

まずは事件そのものが大きすぎる。

テロを相手にする都合もあるが話を大きくしすぎというかインパクト重視で大きくしていった結果後に引けなくなった感が強い。

大衆が求めてるのはこんなショボいのじゃなくてもっと派手なさ~という言葉が透けてきそうなほど。

今回の話は特にもう終わらせるという意識でやったのだなと思うのはCTUが解体してるのに引っ張り出されるビルとクロエもそうだしトニーが実は生きてました!というのもそう。

ここまであからさまに組織は壊滅して人もいなくてできませんよ!とお膳立てしたのに続けさせるというのはなんとも。

ビルをしっかり殺したのもFBIメンバーに多大な犠牲出したのももう作らねーからな!という意思を感じる。

本来はラストでジャックも殺したかったんじゃ?と思わせる。ただ、大人の都合につきそれは勘弁願いたいということで生かされた感が。

まさに海外ドラマの流行ったら骨の髄までしゃぶり尽くすという製作体制の悪癖が出たという印象。

こういうのはもうちょっと見たいけど終わりかぁぐらいがちょうどいいとつくづく思う。

脚本家も新しい物にチャレンジできるしやりたければ忘れた頃に特番か続編と程よくやることでモチベーションも保てる。

せめて毎年ではなく2、3年開ければまた違うものができたんじゃないかなと。そもそものコンセプトに無理があったのは間違いないけど。

組織VSテロでチームを売りにしてもっとジャック意外も活躍してたらまた違う物になったんじゃないだろうか。

キーファーが続編の話を明確に否定したときのアメコミのヒーローになってしまうというのは的を射ているけど既に手遅れじゃないかと。