ファフナー1
『蒼穹のファフナー』を見返した。とりあえず二話までだが。
一話は見返すと本当に誰が主人公なのかわからない。
キャラクターの視点をコロコロ変えているため視聴者に情報が入ってこない。
この中でフラットな目線で見たらおそらく総司か真矢に注目するのではないだろうか?
他のキャラは軒並みただの脇役である。そしてロボットアニメで宇宙人と戦うという情報すらなかったらこれは何のアニメなのかすらわからない。
主人公の一騎に至っては情報と呼べる物は皆無だ。冒頭にロボットに乗って戦っている描写があるにも関わらずこれなのだから相当だろう。
話のテンポも悪い。冒頭のシーンに行くのは次の話になってからだ。そうなるともうあぁ、そう言えばそうだったねどころの話ではない。
せめて一話の時点で冒頭の相手に殴りかかるまでは進めなければならなかったろう。
二話目は話の中身もなければ先にも進まない。話の設定が定まってなかったにしろ脚本家が何をしたらいいのか、どういう話なのか全く頭に入ってないのがよくわかる。
ストーリーが頭になければやれることなどないのは当然でただ、時間を稼ぐようにしかならないのは必然だ。
これを踏まえての小説、マンガの展開は主人公がどういう人間で何をする話なのかがスッと入ってくるようになっている。
今作り直したらドラマCDの内容も含めしっかりとしたものが作れるだろう。Beyondを見た後ならなおさらそう思う。
物を作るのは大変なのは理解できるがプロとしての最低ラインすら守れないのは問題だ。
逆に言えばこれをヘビーローテして何がまずくて改善するにはどうしたらをしっかりと指摘できればそれなりの力がつくのではないだろうか。